キノコ廃菌床の使い方

オープンガーデンに訪れる花友さんのほとんどが、どうして株が大きく元気なんですかと聞かれます。
よそのお宅のクリロを拝見する機会がないので、
毎日見ているとこれが普通なんだと思います。我が家のガーデンは化成肥料をほとんどつかっていません。
肥料は何を使っているのですか?と聞かれます。
何でも相談会でも同じような質問が相次ぎます。
その都度キノコ廃菌床を使っていますと答えています。
2年前から試行してきて今年のオープンガーデンは譲ってほしいとの声があり販売を開始いたしました。

現在行っているキノコ廃菌床の使い方(4つの方法があります。)
1)、庭植えクリロの根元に穴を掘り廃菌床の固まりを4~5CM角に切り土の中に埋めます。温度、湿度の変化が少ないので菌が自分の居心地の良い所に移動して増殖(
湿度、温度適温)するものと思います。
  3~4か月後には角は腐敗して有機肥料になります。
  これを年2回お彼岸の頃与えます。2~3年すると菌(微生物菌)の濃度(密度)が高まりふかふかな土になります。
  
2)、キノコ廃菌床の固まりを粉砕してガーデンに散布します(土と混ぜるのが理想です)。直射日光を受けますので菌自体は 1)の状況よりも菌の元気度は落ちますので
  散布後散水するとよいと思います。冬に散布すれば保温効果、保湿効果、雑草防止になります。
  家庭菜園の畑に落ち葉などと一緒に混ぜ込んで散布して耕すと落ち葉が菌の住み家となり効果があると思われます。野菜が大きく元気に育ちます。
   鉢物に使う場合は、用土全体の約10%位の添加にとどめてください。
3)、キノコ廃菌床を野積みにして風雨に半年程さらします。ミミズやカブトムシの幼虫が繁殖して良質の廃菌床堆肥が出来上がります。堆肥化してあるので20~30%位添加しても問題がないと思われる。
   (クリロに関してのみ)
4)、キノコ廃菌床を使い目的の草花、野菜などにマッチしたぼかし肥料をつくる。
  段ボール箱に小分けしたブロック、又は粉末(キノコ廃菌床)を入れて、風通しの良い日陰に積んでおくと菌が活動し微生物菌が増殖する(全体が白くなる)。温度が50℃以上にならないようにする。50℃以上になると
  菌が死滅するその為に切り返しが必要になる。(温度湿度により増殖スピードが違います。)
  これを日陰の風通しの良い所に拡散して水分を抜く、水分を抜くことにより菌が冬眠して保存がききます。水分をあたえると菌が復活します。
  草花に使うならリン成分の多いもの、根菜類に使うならカリ成分の多い化成肥料を混ぜてオリジナルのぼかし肥料を作る。

今回のオープンガーデンで粉砕したものと、粉砕前の塊を販売いしています。

キノコ廃菌床のブロックを粉砕したもの。

キノコ廃菌床のブロック、中央の白い部分が再醗酵させた元気な菌です。

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