クリスマスローズの種の早期発芽処理(高温処理編)

久々の投稿になります。オープンガーデンの講演会で種の早期発芽処理の講演をさせていただいております。講演を受講した花友さん。種が熟した今の時期がちょうど早期発芽処理のスタートとなります。このタイミングで一緒に早期発芽処理を一緒にやってみませんか? 失敗覚悟でチャレンジしてください。凡種でテストしてください。          今日は清水流の種の高温処理です。高温処理と言っても温度を加熱するわけでもありません。何故高温処理をするかと言いますと通常開花は3年ほどかかります。高温処理、低温処理をする事により種に季節の勘違いをさせます。2年で開花させます。処理をすると発芽バラツキなどもあります、発芽をそろえるために毎年条件を変えたりしていますがなかなかうまく行きません。今年のやり方をアップいたします。高温処理の温度は天候任せで、35℃以上にはしない事。高温処理の時間は1500時間がメ明日です。  高温処理の平均温度が例えば  25℃ × x=1500時間   60日となります。60日後から低温処理を開始いたします。(8月の第一週位を予定しています。)

 

赤玉土小粒と菊鉢を使います。

種類別に種を新しい茶こし袋に入れます。殺菌液を入れます。

殺菌剤ダコニールの1000倍液に24時間浸水いたします。十分に水分を与えることが大切です。

殺菌剤ダコニール

 

赤玉小粒100%です。

 

赤玉土小粒層、寒冷紗、種の袋、の順番になります。

 

寒冷紗で包みます。その上に赤玉土小粒を入れます。

 

ダコニール1000倍液を上からタップリとかけます。鉢底から液が流れ出すように掛けます。温度計を差し込みます。

以上の状態で2か月間処理いたします。温度計が35℃以上にならないようにしてください。月に2~3回水をかけています。乾きすぎると発芽率が悪くなります。

皆さんも1回目は失敗覚悟でやってみません?                    今後の投稿予定は 1)低温処理  2)発根種まき  3)発芽Pot上げとなります。 4)真冬の対策 以上の予定です。