オープンガーデンに来ていただいたほとんどの花友さんが最初に発する言葉、ワー綺麗、株が大きい。。。
何でも相談会で、地植えしてあるクリロに液肥くれても、追肥しても大きくならない。ゴールドが何度植えても枯れてしまう。
講演会で私流の植え付け方法をお話しています。
3回くらいに分けて投稿いたします。
1)植え付けるときに手前をかけて、根付いたあとは手抜きして下さい。(降水量との関係)
2)クリロの根はまっすぐ下に伸びる性質があります。直径30cmで深さ30~50cmは深く掘ってください。 20~30%の腐葉土を混ぜ込んでください。
3)水はけの良い土壌にするには手間、コストがかかりますので地面からの高低差をつけて下さい。間違っても水がたまるような窪地には植えないでください。
盛り土をしてお山の上に植え付けてください。できれば盛り土が崩れないようにサークルを組んでください。
4)木陰の下に植え付けできない場合は1年~2年目の夏だけ100円ショップで遮光ネットを購入して支柱を4本立てて縛ってください。高さは株の上から最低50cmは空けてください。
5)夏の最高気温が40℃以上になりますので地面の温度を上げないために私はグレコマを植えてあります。(下草は大切です)6月になると地面がほとんどグレコマで覆われて、地面の温度の上昇を抑えてくれます。雑草も生えにくくなります。 秋になったらグレコマを根だけ残してかきむしり処分いたします。
6) 土をふかふかにする、根張りを良くする方法。 微生物菌を繁殖させる。キノコ廃菌床、EM菌などを使い化学肥料を使わないようにする。植栽されている所に入るときには踏み台を置いて踏み台以外は入らない。
1) 自生地(地中海の気候)と東京の温度、降水量の比較。
10月~3月までの降水量を比較すると。 | ||||
総雨量 | 平均雨量 | |||
東京 | 567 | 95 | ||
地中海 | 487 | 81 | ||
4月~9月までの降水量を比較する。 | ||||
総雨量 | 平均雨量 | |||
東京 | 961.6 | 160.2 | ||
地中海 | 230.5 | 38.4 | ||
冬場の降水量は東京でも地中海でも大差がない。
夏場の降水量は日本の25%位しか雨が降らない。この条件下ではクリロは休眠するしかない。大切なクリロを育てるために夏場に限らずせっせと水遣りをして世話をしても成長しない、枯れてしまう(根腐れ)自生地の気候や条件を理解して育てる事が必要です。他の草花と一緒に水遣りをしてしまう、クリロに関しては他の草花の水遣り回数の三分の一以下にする。ついでに水をくれる事を止める。
2)クリロの根はまっすぐ下に伸びる性質があります。直径30cmで深さ30~50cmは深く掘ってください。 20~30%の腐葉土を混ぜ込んでください。