ブラックデス(黒死病)からの生還

今日はクリスマスローズの不治の病、ブラックデス(黒死病)についてお話をさせてください。庭植えクリロは病気により枯れることはほとんどありません。しいて言えばブラックデスが心配です。本を読んでも感染が確認された株は焼却処分と書かれています。

2年前ブラックデスと思われる株が5株位ありとりあえず掘り起こして畑の隅に植えておきました。(5株とも植え付け後3~5年経過しています。充実した株でした。)。

隔離場所は乾き気味の直射日光が良く当たる場所(自生地に近い条件❓)。人間も自然治癒力があるようにクリロも自然治癒力があると思います。

ブラックデス特有の茎に黒い筋と花弁が萎縮して黒くちじれている無残な姿でした。 1年後は元気な葉が出てきました。

結論  ①そこそこ体力のある株は水分控えめにして直射日光を充分に当てる事により回復する株もある。

当時の写真を撮ってなかったので似たような写真を引用いたしました。写真1枚目、2枚目です。

3枚目、4枚目はブラックデスから回復した最近の写真です。発生原因は不明ですが推測できるとすればクリロは皆ブラックデスのウィルスを持っていて環境や条件が厳しくなると発病するのかもしれません。水分控えめ直射日光をの当たるところに移植することによりウィルスの活動が制限されてくるのかもしれません。

人間でいえば年を取ると体力が落ちてがん細胞が芽を出してくるのと同じようなものなのかもしれません。その他に気を付けている事はウイルスの伝染の媒体として虫(アブラムシ)が疑わしい。はさみの使いまわしは消毒しているので除外しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑誌マイガーデンさんと加藤農園さんご来店

炎天下東京からはるばる雑誌マイガーデンの取材担当のNさんと加藤農園のオーナーさんが群馬に来てくれました。

目的は庭植えクリロの夏場の管理方法についてオーナーさんと雑談形式での取材でした。我が家の庭のクリロはこの暑さの中でも萎れないで水ももらえないのに元気そのものです。

水を必要とするのはニゲル交配ピンクフロスト、バラーディアくらいです(葉が萎れたらくれます)。今期、水くれを2~3回しました。

夏場の管理は私がしているのではなく下草のグレコマが地面が見えないほど覆い尽くして直射日光による地面の温度上昇を抑えてくれています。頭上には低木のエゴノ木が心地よい日陰を作ってくれています。これだけで猛暑を乗り切ってくれています。

地植えにしてしまえば夏場の管理は何もしないのです、消毒も庭植えクリロはしていませんが風通しの悪い場所だけアブラムシが発生するので年1回だけ殺虫剤散布します。後は草むしりをする程度です。手間のかからない庭植え植物の優等生です。

会話の中から、花の咲いていない今の時期のオープンガーデンはうまく育てるためのヒントがありますね。。。来年1日だけやろうかな?皆さんとわいわいがやがや楽しくやりたいですね。

猛暑のなか有難うございました。吸収すべきことが沢山ありました。暑いその先はシーズンインです。今やるべきことを頑張りましょう。

1枚目の写真は3月の様子です。