アブラ虫の謎

何年か前からアブラムシの生態について知りたいと思っていました。

春先もみじの木にアブラムシが異常発生します。高所なので消毒に一苦労します。2~3年前から新芽が出る前にもみじの木の根元にジメェート(殺虫剤)の顆粒を蒔くことより高所作業の消毒をしなくてよくなりました。

どこからアブラムシはやってくるのだろうか?。。。

先日からクリロのタネの採集をしていて気付いたことがあります。

毎年もみじの木の下(遮光が強い、風通し悪い)の多弁系のクリロのタネ袋にアブラムシが抜け殻とともに入っています。袋の中のアブラムシは羽があります。 葉についているアブラムシには羽がありません。メスのアブラムシが沢山の子アブラムシを育てていました。(写真参照)

IMG_7339

袋の中のアブラムシ、羽があります。

IMG_7332 IMG_7331

ネットで検索して謎解きです。

アブラムシは葉の液を吸い成長している。メスは羽がない。交尾しないで増殖させることが出来る。(クリロの葉の裏側)

袋の中のアブラムシは羽がある❓  環境が悪化するとオスが出現する。袋の中の種は熟しているが、花弁は枯れてアブラムシの餌がない状態(環境の悪化)によりオスが出現したと思われる。

そのオスはメスと交尾をして卵を産みます。卵は冬眠します。

羽のあるアブラムシは野菜などに移動して繁殖を繰り返します。

まとめ

もみじの木には卵が産みつけて越冬している。

葉の裏は環境が良く増殖するのに都合が良いからメスしかいない。

袋の中は餌がないのでオスが出現して羽を使い空へ、新天地を求めて繁殖を繰り返す。

他の昆虫にない繁殖力がある。メスだけでも、繁殖をする能力がある。

対策

一番効果的なのが毎年アブラムシの発生は前年と同じことが繰り返されるので発生する株の周りにジメェートを散布するのが良いと思います。(オルトランでも効果がありますがコストがアップします。)

何年かかったかな少し謎が解けました。ただ空に新天地を求めて野菜の葉についたオスのアブラムはメスになって繁殖を繰り返すのか?そこは謎です。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です