挫折からのメダリスト前編

前回のブログで書きました黒岩選手の事を書かせていただきますが、これから書くことは私の独断と偏見でありますので軽く読み流してください。間違いや思い違いも多分にあると思いますのでご了承ください。

私が20代の頃だった。30数年前高校生と一緒に、夏の新鹿沢温泉スキー場の斜面を利用してウェイトジャケットを着て汗と埃にまみれ斜面を這いつくばって何本も何本もタイムトライアルやイミテーショントレーニングをしていた。嬬恋高校の入沢監督の激が一人の選手に集中していた。激の先には、黒岩彰選手がいた。高校生で1000Mの日本新記録を樹立したがオリンピックには選ばれなかった。そんな選手が小学生の頃は女の子にも勝てなかったが中学生で頭角を現してきた。彼の瞳は何時も先の事を見て黙々と練習をしていた。夢をつかむための熱い思いそのものだった。

専修大学に進学して前島監督と二人三脚でサラエボオリンピックの金メダルを狙っていた。オリンピックの前年に世界スプリント選手権で総合優勝を果たし日本中が金メダルを期待していた。現地でマスコミも黒岩一人に群がりその時の精神状態はコンディションなど出来る状態でなかったと思う。500m当日朝からの雪は降りやまず6~7時間?遅れて競技が始まった。アイスコンディションも悪く技術で滑る黒岩には、不利だった。後に競技が翌日に延期になればと心の中で思っていたそうだ。勝敗の分かれ目は、メンタル面の弱さが結果として10位の惨敗だった。その時から次の四年間がもう始まっていた。                            メンタル面を鍛えるために当時メンタルトレーニングを本格的に取り入れたのは黒岩選手だと思います。最悪の状態の場面もイメージして(サラエボ五輪)慌てることなく平常心を保つ。 静かに目を閉じてイメージトレーニングに入ると自然と心拍数が上がってくる。。。私も経験があります。 平常心  書くのは簡単だけれども感情を持っている人間にとって雑念が邪魔する。メンタルトレーニングとはいかなる時でも金メダルを取るストーリーに沿って平常心を保てる事、相手ではなく自分との戦いを制することにあると思う。

 

 

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